Chapter 3




ーー


時間が経つにつれて、

価値観が変わっていったり、

考えが変わったりしますよね。



私は自分の心や歌詞の世界は常に変わってもいいものと思っていて、

もっと違う!こうだな!と思ったら、

ポジティブな意味で歌詞を変えて、

完成させていきます。



この曲はもしかすると、

曲調も歌詞も、私史上最も変わった曲の1つかもしれません。


今も昔も変わらない価値観は、

歌い始めのこの言葉。


「人は誰かが思うほど強くない。」



ーー

書き始めた頃の歌詞は、

とーっても簡単に要約すると…


あなたの全部を愛したい。

でも今の私には難しいかもしれない。

だって人は誰かが思うほど強くないから。

ためらいも戸惑いも含めて、

あなたを愛することは、時間がかかるかもね。

…愛してるは思ったら伝えるから、

今は待っていて。


という曲でした。なんと!わがまま!笑



その中で、

いろいろな出来事があったり、

歌詞を読み返してみたり、

なんでこの人は愛を怖がっているんだろうって考えて、

はっと自分に重ねて気がついたんです。



あ、私は

自分のことが一番嫌いなんじゃないかって。



「誰か」の期待の声や、

「あなた」優しさ。

目の前に望んだものがあったって、

それを受け取るのは「私」。


だけど、

「私なんて」という、

本当は誰の価値観でも計れないのに、

なぜか自分を責めてしまうような呪いの言葉をたくさん口にして。


そんな状況打破しなきゃ!

ってもがく自分もかっこ悪い…


ちょうどそんな風に歌詞を変えていた時、

まさに私自身もすごく苦しかったんです。

期待に応えることも、

期待を裏切ってしまうことも。


誰かに必要とされていたかった、

でも誰にも踏み込んでほしくなかった。



なのでこの曲は、

「私」と「あなた」の曲ではなく、

「私」と「私」の曲にすることにしました。



どんな時も、

私は私だし、自分を認めてあげたいなと。

もし少しでもそんな気持ちの方が、

この曲を聞いてくれたなら。

流れに流されたって、いいじゃない!

どうやっても、「あなた=私」はここにいるから。


その揺るぎない真実だけ。

ちょっとだけ頭の片隅に覚えてもらえたら、

いつかあなたがあなたを救ってくれる日が来ますようにと、

歌います。






mine

Written by Ryo Yoshinaga


人は誰かが思うより 強くないし

こうして期待されるほどに

胸を締め付ける


一人にしてよと飛び出した

部屋の灯が消えたら

途端に不安になる

街の喧噪の中で


いつまでも降り続ける

この雨にいっそ溶けてしまえば

楽になるかな

望んだ現実(いま)が目の前に

ちらつくだけで逃げ出したい 明日へと

どうやっても 私はここに



人はいつだって誰かの前 強がっては

どうしてやりきれない思いさえも笑うの


まばゆい笑顔も時として

心を歪めるのなら

途端に不安になる

街はどこまでも静か


巡り巡りゆく日々に

こうやってまた立ち向かうなんて

自分を装って

前向きな言葉並べて

躊躇い戸惑い理由(わけ)を探す 明日まで

どうやっても 私はここに



逃げ出すことは怖くって

向き合うことはもっと怖くて

行き場をなくして

辿り着く先に気づく

強い私も弱い私もひとりだと

どうやっても

どうやっても

どうやっても 私はここに

Ryo Yoshinaga Official Web

ーSingerー ーSingersong Writerー Ryo Yoshinaga Official Website

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